はっか

脳内整理整頓

辻褄

 

連休をいただくと風邪をひちがち。

軽くのどが渇く程度だけどこのくらいのうちにやっつけときたいので、家でおとなしくしてるついでにブログでもやっていきます。

 

今回は大まかなストーリーだけ知っていたものの未プレイだったゲームを、ストーリーだけを楽しむために編集されたプレイ動画を視聴してみたところ、思いのほか面白かったのでその感想でも。

 

ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーⅦ」

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そういえば自分は中高生のとき、とりわけ中学生のときはまるっきりゲーム廃人としか呼べないような生活をしていて、親が比較的厳しかったので学校にはちゃんと行っていたものの、その他の時間は食事・睡眠すらほぼ捨ててゲームや実況プレイの視聴に時間を費やしていた思い出がある。

 

就活をしているとこういう人生の黒歴史的な部分を引っ張り出してきたがる面接官がたまにいるので、そのときには「中学受験による燃え尽き症候群でした」とか「その頃があるおかげで今は頑張れています」みたいなことを言えるようにしている。

それらが実際どうなのかは知らないが、当時はゲームをするぞと思うとじっとしてられなくなるくらいに夢中だったし、授業中とか関係なくいつでも頭の中の99%はゲームのことしか考えてなかったし、本当にクレイジーだった。

 

そんな当時の自分をクズ化するのに大いに貢献していたのがFFⅦシリーズで、今回見てたのもその中のひとつ。

 

例年より長めのGWをとくに予定も入れることなく迎えてしまったので、久々にYouTubeをダラダラとみているうちにこの動画に当たってしまって、少しだけゲーム廃人の自分がフラッシュバックしつつある。

いやいや、今ゲームにのめりこんでしまったら将来がどうのこうの以前に今現在の自分の生活すら成り立たなくなるので非常に困る。

 

なので感想でも書いて承認しただくことによって、クールダウンでも図りたいという思惑があります。

つまりこれ読んだ方がきっと少しでも「あ~確かに面白そうやな」って思ってくれたらなと思いながら書きたい。

 

では感想へ。

 

以上の理由から、主人公の声がいいとか、演出がかっこいいとか、個人的な好みの話してても仕方ないなあという気持ちになったので、なるべくオタクっぽくない(?)観点から紹介したいなと。

 

20年前に発売したFF7の続編として10年くらい前に出されたのが本作なんですけど、まず一般的な評価がめちゃくちゃ低い。あんなに熱中してた当時の自分が手を出さないまま放置してた理由はそれかもしれない。

 

低評価な理由を調べてたら、どうやらバトルの性能が悪すぎたみたいです。

主人公は人体実験の被験者にさせられたせいで不老不死の体と人外な身体能力を得たという設定で、ムービーの中では屋根をピョンピョン飛び回ってるのに、バトル画面になると段ボールも飛び越えられないくらいにしょぼかったらしい。

オマケに移動や攻撃も遅くて、バトルのたびにイライラさせられたのでユーザーは不満だったそうで。

 

あとはストーリーについてもなんやかんや言われてたけど、私はとても好印象だったのでそこを押していきます。

 

まず、ヒロインが美化されすぎてないのがよかった。

本作のヒロインは自分と胎児を非人道的な実験に使われることを承諾して、そのせいで本家のFF7で起こる大事件の元凶になってしまうという役どころなんですが、本家では少ししか出番がなく、「罪悪感にひたすらさいなまれるかわいそうな母親」としか描かれていなかった。

また清楚系なビジュアルからも聖母的なキャラがイメージされていたけれど、本作を見てると案外もっと人間らしいキャラだった。

自分の論文が評価されなかったことに対してかなりムキになっていたり、自分の失敗で犠牲がでた責任から必死に逃れようとしていたり、なんかヒロインというには少し弱すぎるくらいに描かれていた。

そのおかげで、客観的に見れば明らかに間違っているような選択をしてしまったということにも納得がいく。

 

本家だけだとなんとなく違和感があった部分に対して、続編を使って辻褄合わせていく感じがうまいな~と思った。

 

あと主人公に魔獣(カオス)の因子を埋め込んだのも実はヒロインだったってことが割と早い段階からじわじわ分かってくるのですが、その確信を得たとき主人公が「この苦痛は彼女が・・・」とむしろ肯定的に受け取っていたことが純愛だなあとじんわりしました。

 

なんか前置きが長かったので終わり。

 

気が向いたら就活についてなんかも書きたい。気が向いたら。