2016年下半期 映画レビュー
こんばんは。こちらはAdvent Calendar12日目記事になります。
労働と学業を両立させる多忙な日々に加えて、最近挑戦しているピアノボーカルのピアノとボーカルのリズムの複雑な絡み合い具合に脳が委縮しそうです。
映画レビューは上半期やったので下半期も、と思ったけど映画館で観たやつは3本しかなくて流石に少なすぎ、いきなり手抜き記事みたいになりそうなのでDVDレンタルした作品も含めて思い出せる限り感想言っていきます。
ネタバレとか分かりやすさとか、あまり考慮しないでドンドンやってくことをご了承していただいたうえでお読みくださいませ。どうぞ。
・二重生活
ただ人間観察をするためだけに無作為に選んだ人を尾行することにハマってしまう大学院生の話。前半の隣人を尾行してるシーンは環境音が大きかったり、尾行の緊張感が伝わってきて面白かった。不倫男の家庭がなんとか持ち直したくらいで誰も幸せにならない結末で、予告編を何回も観ながら勝手にハートフルな内容と勘違いしてたこともあり、観終えた後のダメージが自分史上最大級だった。裏も表もない、空気のような穏やかな人間関係くらいどこかにあると信じさせてくれ頼む・・・。
青春~ 熱いな~ たのしそ~ 以外の感想が出てこない。
年下の男の子に恋をしてした女性の葛藤が脳内の会議室でドタバタやるやつ。脳内会議のキャラがそれぞれ感情を担って発言するのでわかりやすかったけど、ときどき出てくる黒い真木よう子が出てくるたび人格が変わる仕組みがよくわからんかった。ラブコメ敬遠組としても見やすかったけど、ドラマチックな恋愛描こうとするとちょっとゲスくなるよね。
・子宮に沈める
大阪で実際に起きた、3歳の女の子と1歳の男の子がデパートの一室に監禁放置されて餓死した事件をもとにした映画。部屋の中にカメラが固定されていて、ただ淡々と何が起きていたのか映し出しているという感じ。始めのうちは手の込んだお弁当を作ったり資格の勉強をしたりしていた母親が、風俗の仕事を始めてからだんだん化粧が派手になって、家の中が散らかっていくのが怖い。最後、女の子は餓死ではなくて母親が手を加えて殺害していたんだけど、その脚色は余計だった気がする。
日本語版の主題歌が好きじゃなくて映画館で観ることを断念したんだけど面白かった。開始10分で「夢を見ることはいいことだぞ。努力すれば叶うと思わなければな。」とか言ってくるディズニー、攻めてて良い。人種差別を子どもにもわかりやすく描いてるってとこももちろん良かったんだけど、普通に背景とかきれいだし、動物の動きとかもよく観察されてる感あった。みんな二足歩行してるけど。
・モールス
スリラー映画は苦手なんだけどね、昔にテレビで宣伝を見てから気になっていたのでやっと観れた。バンパイヤの女の子といじめられっ子の男の子の恋の話だと思っていて、実際そうだと思いたいんだけど、最後まで観るとアビーはただ自分に近づいてきた男の子を利用しているだけのようにも見える・・・。純愛なのかどうなのかハッキリしないままなので未だにムズムズする。思いのほかたくさん人が死ぬし怖い。
・おんなのこきらい
メンヘラクソビッチが主人公のお話。主人公もモテモテ人生を謳歌しているわけではなくて、かなり情緒不安定なのがわりと面白い。後半で大失恋をきっかけにビッチを卒業して素直に生きようと頑張るので応援していたのだけど、最後まで誰からもちゃんと愛されないまま終わるので、結局なにが言いたかったんだ!となった。
・太陽
雑魚。びっくりするほど面白くなし。
登場人物の感情の起伏が激しすぎてついていけなかった。とりあえず神木龍之介を叫ばせておけば観客が満足すると思うなよ・・・。
(読み込めなくなったのでここから画像はなしで)
はい。突然無理にメジャー路線狙ってきた作品だろう、とものすごくハードル下げて観にいったせいで、なぜか序盤のどうでもいいシーン(どこだか忘れた)で何度も泣きそうになった。普通に面白かったですごめん。でも私はハウルの方が好きでした。
・百円の恋
去年の日本アカデミー賞ノミネート作品の中で異彩を放っていたので気になってた。ニートの女性が衝動的な家出をきっかけにボクシングに目覚めてプロを目指す話。主人公が無口な女性で、言葉より先に手が出るようなキャラだったんだけど、最後に流れるクリープハイプの「百八円の恋」の歌詞が主人公とすごくマッチしていて感激した。映画の内容もね、ちょっとショッキングだけど良かった。
上映終了直前くらいに滑り込んで観てきた。ゴジラを観るのはたぶん小1振りかもしれない。ゴジラの対応にオロオロしている官邸のみなさんの様子がギャグっぽくて好き。なんかゴジラがかわいく見えてきた。最後の方とか続編がありそうな、それとも後はご想像におまかせしますって感じなのでしょうか。ちゃんと理解できてない気がするのでまた観たい。
パッケージに騙されて借りてみたら、割と品の無い恋愛映画だった・・・。最後の方に高円寺(実家)が映ったのがハイライト。なんだかずっとこの映画の綾野剛に既視感を感じていたのだけど、私のバイト先の新しい店長にとても似ていることに後から気づいた。(でも誰にも伝わらない)ちょっと人間不信になりそうな映画でした。
阿部寛だった。
以上です。
思い返すと定額制のレンタルプラン使っていたけどその割には映画観れていなかったので5000円くらい溝に捨ててきたかもしれません。代わりに映画館に何度か行けましたね。
映画館で観るのはやはり良いので誘うなり誘われるなりしてください。
また今年中に何か観たら追記するかもしれません。
アンケート
・9日間のインターンシップを通して、あなたが学んだことを書いてください。
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御社のインターンシップは他の職業体験中心のものとは違い、模擬面接やビジネスマナーなど来年の就活に役立つことをたくさん学ばせていただきました。また、与信管理論をはじめとする会社の経営に関する内容は自分にとって初めて知ることばかりでしたが、初めてのことを素早く理解し仕事に活かすという社会人として重要なスキルがどのようなものなのか、短期間のうちに実感することができました。インターンシップというより大学の講義を受けているような感覚だったので、私たち学生にとってなじみやすい空間であったと思います。
インターンシップの間、自分以外の26人の学生のほとんどと話をする機会がありました。みんな多かれ少なかれ“就活”に対して不安を持っているようでしたが、自分ほど“就職”に対して絶望感を持っている人はいなかったように感じました。
たぶん、みんな働きたくはないと思います。でもこの年齢になってここまで運ばれてきてしまったら、学生として無責任に遊んだり勉強したりしたい気持ちをいつかの安定した暮らしへの希望か何かにすり替えたりなんかして就職していくんですかね。
私もそうしていこうと思います。そうしていきたいです。そう思って働くことに希望を見出すために御社のインターンシップに参加しました。でも、どうしても働きたくない気持ちが面接をしている人事部の人に伝わってしまう。共にワークを進めているはずの仲間に伝わってしまう。まだ学生だけど来年からは就活して再来年からは働かなくてはいけないし、今だって自らエントリーしたはずのインターンシップなんだから真面目に積極的に発言して行動しなきゃいけないはずがなかなか頭が捗らない。それでもなんとか週末を喫茶店で過ごしながら詰めてきた案が中間発表で丸ごと消されてしまってからは、一層脳の回転率が鈍化した気がします。
働きたくない自分に折り合いをつけてなんとかやっていこうとしている周囲をよそに、いつまでも泥沼に足を突っ込んでいる自分はやっぱり社会に向いてない。そんなことをこのインターンシップで学びました。終わり。
それだけでは終われないので少し抽象的なお話。
自分が大学3年生半ばにしてまだ泥沼にいるのはそこに思い残しがあるからだと思います。自分には才能がないので無理ですと周囲や自分自身に言いながら、何年も何年も執着し続けている思い残しがあります。見切りをつけるためにインターンやらそこそこの努力をしてきましたが、諦めるための努力で諦められるものなどどこにもないのだと少し前友人dに諭されました。なので就活のことは少し忘れて、自分が楽しいと思うことをもっとやっていこうと思います。人の言葉に後押しされて浮かれているだけかもしれないのでいつまで続くかわかりませんが、とりあえず今はやれるような気がしています。
最後に事務局のみなさん、9日間ありがとうございました。おつかれさまでした。
2016上半期映画レビュー
こんばんは。
インターン最終日、そのまま打ち上げをなんやかんや二次会まで参加して終電で帰宅。
するつもりが電車で寝過ごし、なんとか深夜1時過ぎに横浜まで辿り着き、残りは徒歩。
2時半頃帰宅してシャワー浴びたりゴロゴロしたりして、5時頃バイトへ。12時頃帰宅し即死。
気づくと21時。いろは君のご厚意により深夜2時半くらいまでおしゃべりして、家族と長野。
山梨に連れていかれると思ってたら長野だった。
長野で一泊して戻ってきたら、新宿から横浜への帰路が尽く台風で吹き飛ばされていたので高円寺の実家に匿ってもらっている。
ので、いまは実家。帰ったらギター弾くぞという意気が空回りしてソワソワしてるので、今年映画館で観た映画の感想でも述べていきます。前置き長くてごめんね。
感想と、5点満点でオススメ点数もつけました。
「海難1890」(3)
トルコのエルトゥールル号の海難事故と、イラン・イラク戦争時のテヘランでの邦人救出劇について描いたもの。
トルコと日本の共同製作らしく、邦画と洋画をひとつにしたみたいな演出が面白い。後半、トルコ人があまりにも爽やかに日本人に救援機を譲ってくれるので、優しすぎワロタって感じになった。
後から調べたらわりと政府が製作に関わってて、政治的意図が大きいのかなって思ったけど、役者魂も確かに感じたので、まあまあよかったのでは。
「あやしい彼女」(3)
根性の悪いおばあさんが突然20歳になって、持ち前の図々しさを武器に好き勝手青春する話。
韓国映画のリメイクで、韓国版のときから少し気になっていた。
ぶっ飛んだ設定のわりには、余計なことを気にする間もなく中身に入れたので役者さんがすごかったのかな。劇中にちょこちょこ入る歌謡曲のロックアレンジが結構好き。
親子愛への繋げ方になんか無理がある気がする。ギャグ要素が少し控えめの韓国本家も観てみたい。
「アイアムアヒーロー」(4)
謎のウイルスに感染したZQNという人たちがうじゃうじゃした世界でただただ逃げる。原作はともかく映画は大して内容もない。
名前はふざけてるけど結構ZQNがしっかりゾンビしてる。あり得ない動きをしてるのに人間と同じスクリーンの中で浮かずに活躍するものだから怖い。
スリルでひゃーってなりたいなら観るといい。
ZQNの関わるほとんどのシーンが人間側の防戦なので、本作の目玉でもある戦闘シーンは9割くらい半目で見てました。各位はちゃんと見よう。
「日本で一番悪い奴ら」(5)
稲葉事件という実際に北海道警察であった事件をモチーフにしたフィクション。真面目で正義感のある新米刑事が、違法捜査を違法捜査で塗り固めていく悪徳刑事に転落していく様を楽しむ映画。
重苦しい内容なのに映画全体に重苦しさはあまりなくて、むしろたまにクスッと笑えるところが面白くてつらい。
いやあ、綾野剛がすごい…。26歳から50歳くらいまでの推移を完璧に演じてるし、めっちゃカッコ悪い役に全力で魂吹き込んでるからめっちゃカッコいい。
教育上よろしくないシーンが多いけど、それが大丈夫な人は是非観ていただきたい。
映画館で観る映画はやっぱり良いので、現実的に考えて月に一回くらいのペースで観れたらいいなと思う。
面白い映画を観たあとは誰かと話をしたくなる。映画を観るときは緩く誘うので、よかったら一緒に来てください。